どうしようもない

どこに呟いていいのかも分からない
どうしようもないただの呟きですので、
この先はあんまり読まれるのは勧めません（苦笑）

 

あなたがいなくなった、という事実を
私はどう受け止めればいいのでしょう？

あなたはいなくなったのだ、と
ぼんやりとした認識はあるようなのですが
私は未だにそれを受け止めかねて
まるでどこか遠くの知らない誰かが
消えたのだと聞かされたような程度の実感しかなく

知らない誰かの消失ならば泣くことさえできないことに
悄然とした衝撃を受けているだけで

あなたがもう私の前に現れないのだ、と

それを上手に認識できないで
どこかそわそわした心持ちのまま
何だか遠くに行ったような気はするあなたを

いつ戻ってくるのだろうか、と

幼子が親の帰りを待つような心境で

戻らなければどうしようとの不安と
何れは帰って来るのだという安心を

複雑なまま大事に抱き抱えて、

遠く霞みそうなほどの空を眺めては
あなたの帰りを待ち侘びているのです

あなたはもういないのだ、と

認めたくないそれを知っているはずなのに
私は一体どうしたらそれを、
素直に上手に認識することができるのでしょう？

あなたの為に、泣くことさえ儘なりません。
あなたの消失に、慟哭することさえできません。

泣けば少しは心が軽くなるのだろうなと
やっぱりぼんやりと分かってはいるのですけれど
それができるほどにも認識できていないのか

今の自分はとても宙ぶらりんで
不安定につかない足元を不安に見下ろすのに
自分がどうしてそうなったのか
分からないで首を捻るのが精一杯で

いつもなら手を差し伸べてくれるはずのあなたが

もういないのだ、と、知ってはいるのですけれど
私の頭ではなく心のほうが
それの認識を拒んでいるのでしょうか？

まるでどこか遠い世界の出来事で、
聞いた時はちくんとした痛みを覚えても
日々の些細な出来事に負けて薄れて、
小さく消えて記憶の底に沈んでしまうような？

私にとってあなたの存在が
まるでそこまで小さなものだと言われているようでも

私はあなたの消失に嘆くほど
あなたがいなくなったことを信じきれないでいて
泣くこともできずにいるようです

どうしたら、あなたの為に泣けますか？

どうやれば、あなたの消失を受け止められますか？

こんなことを尋ねている時点で、
私はあなたを想う資格もないのでしょうか

ただ胸のどこか奥のほうで小さく開いた穴は
側にいないあなたのことを考えると、
冷たい風が吹き込むように痛いのです

ああ、あなたが戻ってくるのだと信じているのなら

私はこのままでいられたほうが幸せですか？
あなたのための儀式からも目を背けて
あなたは帰って来るのだと無駄に信じ続けて

哀れと指を差されることにも気づかずに

あなたを待っていることは許されますか？

あなたの為に泣き崩れることと
あなたを忘れて笑ってしまうことと
あなたを信じて待つことと

どれを取ればあなたは笑ってくれますか？

あなたは、ほっとした顔で笑ってくれますか